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学生の方々へ

更新日:2025年 9月

  • 吉川研を検討している学生さんたちへ

 私の研究室は、2025年2月に発足された新しい研究室です。私は学生指導は初めてなので、私自身、手探りなところは多いです。でも、皆さんの研究室生活がかけがえのないものになるように、しっかりとサポートさせていただきます。

 学生の方々には「自由」に研究をしてほしいと思っています。真剣に研究を進めつつも遊ぶときはとことん遊ぶそんなオン・オフがハッキリした研究室を目指しています。

  • 吉川研に向いている人

 個々の生物の形態・行動・進化に興味がある人

 私の研究室では、ある生物に着目して研究を行います。そして、その種が持っている形や、行動がどのように進化してきたのかを解明していきます。「クラゲが好き」「ヤドカリが好き」というように、特定の生物が好きな人は向いていると思います。

 でも、ぼんやりと「海の生き物の不思議な形に惹かれる」という人のほうが、もっと向いていると思っています(私がこっち派ですので)。

 生物のお世話が好きな人

 私の研究室では、研究対象となる生き物のお世話をすることがあります。ずっと世話をしていると、エサを食べている姿がとても愛おしく感じてきます(とても楽しいです)。

 ということもあり、生物のお世話が好きで、小さな命を大切にできる人が、向いているかなと思っています。生物をじっくり観察したい人も向いていると思います。クラゲとか、イソギンチャクとか飼育してみるとかわいいですよ。

 自分の頑張りを形にしたい人

 私の研究室では、各々の研究を「論文」として発表することを目指します。研究室にいる間の「自分の頑張り」を世界の人たちも見ることができるようにしたいと思います。自分の努力が世界の誰かに認められた時、「頑張ってよかったな」と心の底から思いますし、それは自分の「自信」にもなります。そんな体験を一緒にできると嬉しいです。

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  • 吉川研の特徴

 合津マリンステーション(臨海実験所)の活用

 私は合津マリンステーション(臨海実験所)の飼育設備を活用した研究を得意としています。海の生き物の行動を、キャンパスでは実現できない精度で観察し、その行動の進化的・生態的な意義を明らかにしたいと思っています。

*合津マリンステーションに滞在しつつ(宿泊しつつ)、実験や調査を行う場合があります。

 水族館・博物館・他大学との連携

 私は水族館や博物館の方々とも連携し、普段私たちが行くことができないくらい深海で暮らしている生物の研究も進めています。

 深海の生物は、名前が付けられていない生物がたくさんいます。私の研究室では、これに名前をつけるだけでなく、合津マリンステーションの飼育設備を使った行動観察などにより、深海生物の生態を明らかにすることを目指しています。

 黒髪キャンパスでの暮らし

 黒髪キャンパスにも、研究室の居室があります。そのため、普段は黒髪キャンパスの居室で活動をしつつ、合津マリンステーションを活用することができます。

 部活、サークル、バイトを今まで通り続けつつも、合津マリンステーションを活用した研究を進めることができます(もちろん上天草市で暮らしながら活動しても良いです)。

  • 研究について

 テーマの決め方について

 まずは、私がいくつかの研究テーマを提案します。でも、もし自分が興味があることであれば、それを進めていただいても構いません。皆さんの目標や興味を尊重したいと思います。ぜひ一度、気軽にご相談ください。一緒に考えましょう!

合津マリンステーションに長期間滞在しつつ研究を進めることも可能です

 材料を探すためのフィールド調査

 希望があれば、研究テーマを探すための「フィールド調査」を実施したいと思います。合津マリンステーション周辺の磯や干潟、船を使った海上・海底調査をひと通り体験した上で、そこで暮らしている面白い生物を実際に観察し、研究テーマを見つけていただこうと思います(大潮に合わせて4〜5日ほど合宿形式で行いたいと思います)。

 研究の進め方について

 私は日本の武道でよく使われる「守破離(しゅ・は・り)」という言葉に合わせて、研究を進めていこうと思っています。まず初めに、基礎的な研究手順の取得を、しっかりとお教えします。そのあとは自分の工夫を加えながら、自分流に作り変えてもらえたらと思います。そして課題を自分で進めていく力を身につけて、将来、さまざまな場所で活躍してもらえると嬉しいです

守(しゅ):

  師匠や流派の教えや型、技を忠実に守り、基本を身につける段階。

破(は):

  基本を習得した後、自分なりに工夫や応用を加え、既存の型を破り、より発展させる段階。

離(り):

  師匠の教えや自分の創り出した型から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

  • 研究打ち合わせ・ディスカッション・ゼミについて

 研究打ち合わせ

 研究を始める前に、個別にしっかりと打ち合わせをします。せっかく頑張ってデータを集めたのに「もうすでに誰かが論文として出していた」となると、せっかくの努力が、、、と悲しいことになってしまうので、少し大変かもですが、頑張りましょう・・・!何事も一番初めが肝心です

 ディスカッション

 打ち合わせを済ませて研究がはじまれば、週に1回ほど、状況に合わせて個別にディスカッションをしようと思います。このまま進めて良いか、方針を変えるべきかなどを話し合います。卒業に向けて一緒に作戦を練りましょう!

 ゼミ

 方針が定まり、ある程度データが集まれば、研究室の人たちに向けて進捗状況を発表していただきます。様々な角度から、新鮮な意見をもらいつつ、研究をブラッシュアップさせていきます。研究に関わるゼミだけでなく、4年生ゼミや論文紹介ゼミも行い、英語の読み方や、解析の方法など、様々なスキルも身につけます。

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大学院生・学振PDなどの受け入れています。興味がある方はお気軽にご連絡ください

熊本大学 合津マリンステーション

〒861-6102 熊本県上天草市松島町合津 6061, 熊本大学 合津マリンステーションアクセス
熊本大学 黒髪南地区(61番)

〒860-8555 熊本市中央区黒髪2-39-1, 熊本大学 くまもと水循環・減災研究教育センター 沿岸環境部門 黒髪南C7(共用棟黒髪3)611号室アクセス

e-mail1: akiyoshikawa(あっと)kumamoto-u.ac.jp
e-mail2: akj.kt.ex80(あっと)gmail.com

  • 研究室での生活・イベントについて

 奄美大島の生物相調査(仮)

 一年に一回、奄美大島の生物相調査を実施したいと考えています。研究テーマに応じて生物サンプルを集める必要がある人には、ぜひ参加していただきたいと考えています(何名で行けるかは、その年の吉川の予算と研究のテーマ次第で変動します)。

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